Month: May 2022

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    インプラントの痛みはどれくらい?

    外科的要素が強い大掛かりな施術であるが故に、費用面や通院回数のほかの気になる点として、「痛み」や「怖さ」を挙げられる方もいらっしゃることでしょう。 インプラントの術中の痛み まずは、「痛そう」「怖そう」な印象がある施術の実情から見ていきましょう。 より美しくて長持ちする、自然歯に近い「第三の歯」から生まれる自信と、素敵な笑顔を手に入れるために、インプラント治療を受ける前の気になる「痛み」について、施術中に痛みが生じる可能性と、施術に時間がどの程度掛かるのかをご説明致します。 インプラントの手術中は痛い? インプラントの施術を行う際は、局所麻酔を投与するため、患者様は基本的に痛みを感じることはありません。 麻酔の効き方に個人差がありますが、万が一途中で麻酔が切れた際も、適時追加投与を行いますので、ご安心ください。 インプラントは入院が必要? 施術に際し入院は必要なく、日帰りで施術が可能です。 掛かる時間は、通常30分程度ですが、患者様の症状によっては人工歯根を埋入した後、大掛かりな顎の骨の再建手術などを行う必要もありますので、施術の完了までに一時間半程を要するケースもあります。 インプラントの術後の痛み 施術後に生じる痛みの種類として、主なものには以下の3点が挙げられます。 ・「外科的手術」を行ったことよる痛み ・「骨の造成」から生まれる痛み ・「抜歯を行う際」に感じるチクチクとした痛み 施術後から、どの程度期間が経過したかによって、痛みの種類は異なります。 それぞれの痛みを種類ごとに見ていきましょう。 インプラントの術後は痛いのか? 人工歯根埋入後、麻酔が切れてからの2、3日間は、他の治療後に見られる、抜歯後に近い痛みがあります。痛み止めを処方致しますので服用しましょう。 施術時に骨量(不足していると治療自体が困難ですが、当院ならしっかりサポート致します。他の歯科医院で施術をお断りされた方も、ぜひ、ご相談ください。)補填剤投与や、顎の骨を削り高さ調整を行った場合、施術後4、5日間頃に、腫れを伴う痛みがあります。 施術から一週間が経過する頃は抜歯を行うため、チクチクとした痛みが感じられます。 インプラントの仮歯期間は痛い? 埋入された人工歯根が、完全に根づくまでの約一か月間。いわゆる「仮歯」期間中は、それ自体に痛みは、ほぼありませんが、歯に負担を掛けることや患部に強い衝撃が加わることで、痛みが生じる可能性がある期間にあたります。 かたい物を食べることは控えて、鼻をかむ際にも、そっと、かみむようにしましょう。 仮歯を填めないままの状態で過ごすことは、「歯がない」外見的な問題が生じるだけではなく、噛み合わせの面においても完治の妨げとなるため、不便ではありますが必要な期間といえますので、適切に過ごしましょう。 インプラントで痛みが出ないために 施術から約一か月が経過し「仮歯」期間も終えた後も、控えていただきたい注意点がありますので、ご説明致します。 施術が済んだ当日からは、出来るだけ安静な日常生活を送ることを心掛けましょう。 高過ぎる設定温度での入浴やシャワー、激しい運動は、体の血流を良くし、患部の血行も促進させることによって、疼きや痛みが生じてしまうため、控えておくことが賢明です。 インプラントの術後に痛みが出ないためにできること ほかにも、辛い食べ物を食べることや、お酒や煙草といった嗜好品が原因で、施術後の痛みや炎症が増してしまうことがあるため、飲酒や喫煙などの生活習慣がある方は、控えておきましょう。 特に喫煙は、インプラント治療自体が失敗に終わる最悪のケースを招く可能性があり、歯科学的見地から見ても大変危険な生活習慣です。 インプラント後にこんな痛みがある場合要注意 インプラント治療は、決して、施術完了=完治ではありません。ここからは、メンテナンス方法についてもご説明致します。 いくつかの注意点を守ったにも関わらず、痛みが治まらない、患部の腫れが引かない場合は、残念ながら施術後の経過が良好ではない可能性を疑いましょう。 施術後に状態が悪化した原因としては、「痛みがマシになったから」と自己判断を行い、用法・用量に則って痛み止めを服用していない(本来、痛み止めは、痛い時にだけ飲めば良いものではありません。注意しましょう。)、歯みがきの際に力加減を誤ることにより、患部に刺激を与える、あるいは傷つけてしまっているケースなども考えられます。 ご不安な点は、施術後のアフターフォローも万全な当院へご相談ください。

    2022.05.30

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    インプラントは交換できる?

    インプラントの交換について まずは診察して交換が必要かどうかを診断し、必要なら治療方針や方法を立てます。 それによって、上部構造だけ取り替えればいいか、それとも全部を交換しなければならないのかが決まります。 インプラントがグラグラするというケースは、大抵の場合、上部のネジがゆるんでいるだけのことが多いです。この場合はネジを締め直すだけで済みます。 また、インプラント体は骨の中にあるため、破損する可能性は低いです。インプラント全体を丸々交換しなければならないのは、インプラント周囲炎などにかかって骨がなくなってしまった場合が多いでしょう。 他院で行ったインプラントは交換できる? 他院で行ったインプラントでも交換することは可能です。ただ、基本的には前回治療したのと同じ歯科医院で交換するのが望ましいです。 なぜなら、インプラントはメーカーによって形状や大きさが異なるからです。インプラントのメーカーは、日本だけでも30種類以上。ネジが違えばドライバーも異なりますし、取り扱っていないメーカーを取り寄せる場合、取り寄せにかかる時間や費用が大きくなることも考えておく必要があります。 ただし、以下のような場合は他院で治療しなおす方がいいかもしれません。 何度調整してもらってもインプラントがグラグラする 再治療をお願いしても対応してもらえない 転居していて治療に通えない 治療してから相当時間が経っていて、どこでやったか忘れてしまった 昔通っていた歯科医院がなくなっている   インプラントは正しいケアをしていれば何十年ともつものなので、交換したいと思った時に治療してから10年以上時間が経っていることもまれではありません。 10年以上も時が経てば、転勤や結婚して遠方に転居していることもありますし、歯科医師が閉院していることも十分に考えられます。 そういった場合には違う歯科医院で事情を話し、最初の段階からインプラント治療をしてもらうことになります。 インプラントの交換が必要なケース インプラントの交換が必要なのは明らかに不具合があるケースですが、なかには下記のように思って戸惑ってしまう方もいらっしゃるようです。 「交換したいと思っているけれど、専門家からみたら取るに足りないことかもしれない」 「せっかくやってもらったので、歯科医師に申し訳なくて再治療が言い出せない」 しかし、インプラントがお口に合っていないと、かみ合わせが崩れてしまったり、口内の事故が起きたりと、別のトラブルにつながる可能性があります。 以下のような場合には、なるべく早く歯科医師に連絡してください。 かみ合わせが合っていない・違和感を感じる インプラント治療後の仕上がりが思い通りではない インプラントがグラつく インプラントから臭いや出血がある、膿が出る インプラントが破損しまった インプラントが歯ぐきから見えている インプラントが抜けてしまった インプラントを交換しないとどうなる? インプラントを交換する理由は様々ですが、交換しなければならないのに放置してしまった場合には、以下のリスクが高まります。 全体の歯列が崩れることによるリスク インプラント周囲炎が進むことによるリスク それぞれのリスクの内容をもう少し詳しく見てみましょう。 全体の歯列が崩れることによるリスク よく噛めないので消化不良になる 歯列が崩れて見た目が悪くなる かみ合わせが合わず全身の骨格がゆがむ かみ合わせが合わず顔がゆがむ 慢性的な肩こりや腰痛になる   インプラントの噛む力は強いので、合っていないままにしておくとインプラントに余計な負荷がかかって破損の原因になるうえ、他の歯にもダメージを与えてしまいます。 また、かみ合わせは全身の骨につながっているので、歯列が崩れていれば骨格も歪んでしまい、下記のような問題を引き起こす可能性があります。 インプラント周囲炎が進むことによるリスク 骨が痩せて人相が変わる 歯周病菌が全身に入り梗塞や糖尿病のリスクが高まる 膿が出て強烈な悪臭 かみ合わせが合わず顔がゆがむ 慢性的な肩こりや腰痛になる インプラント周囲炎が原因でインプラントの交換が必要な場合は、早急に対処しなければなりません。 インプラント周囲炎の進行はとても早く、放置しておくとどんどん悪化していってしまいます。 できるだけ早い対応が必要です。

    2022.05.24

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    インプラントと差し歯は何が違う?

    昨今、歯を失った際の修復方法として「インプラント」の認知度が高まってきています。 「よく噛めて見た目も良いのであればやってみたい」と思う人が増えていますが、これまでブリッジや入れ歯で補うことが主流だったこともあり、どんな治療なのかよく分からないといった方も多いのではないでしょうか? また、「差し歯」と形態が似ていることもあり、差し歯との違いが分かりにくく、勘違いされているケースも多いようです。 インプラントと差し歯の違いとは? インプラントと差し歯の大きな違いは「自身の歯の根っこが残っているか」ということです。 インプラントは歯を根っこから喪失してしまった部分に行う修復方法ですが、差し歯は歯の頭(歯冠)は喪失していても、根っこの部分は残っている歯に行う治療の最終修復形態です。 インプラントと差し歯では、そもそも治療する歯の状態が違うため、治療の最終形態をこの2つのどちらかから選択するということはありません。 インプラントとはどんな治療? インプラント治療は、歯を喪失した部分全体を再現させる修復治療です。 まず、歯を失った部分の下にある顎の骨に装置を入れるための穴を空ける外科手術を行います。 専用の機器で切削した穴にインプラント体を埋入することで、人工的に歯の根っこを再生し土台を作ります。 その後数か月、顎の骨や周辺組織インプラント体が結合する期間を置いたのち、土台にアバットメントという連結部を取り付けてそこへ人工歯を装着します。 差し歯とはどんな治療? 差し歯は、自分の歯の根っこを土台にして、歯の頭(歯冠)を修復する治療です。 まずは歯の根っこの中にある神経(歯髄)を除去し、根っこの中(根管)を清掃を何度か繰り返します。 根っこの中がきれいになったらお薬を詰め、次に中心にピンで土台を立てます。ピンを立てた部分を歯科用材料で土台形成を行い、その土台に人工歯を装着します。 差し歯と比較できる修復方法は? 歯の根っこが残っている場合の修復方法は、差し歯以外にクラウン(被せもの)があります。 先にお話ししたように、差し歯は補強の観点から前歯にしか行うことができません。 奥歯が根っこだけになった場合は、差し歯と同じ手順で根っこの治療を行った後、土台を作成して銀歯やセラミックなど修復素材でできたクラウンを被せて修復します。 差し歯は素材や制作方法がさまざまです 差し歯に用いられる修復素材は、見た目の観点から歯の色と同じ白い材料が用いられます。 これには保険適応の素材のものと、セラミックなど、より天然歯に近い色やツヤのある保険適応外の素材を用いて作成することができます。 また、全体的にセラミックにする場合や、裏側の目立たない部分だけ金属にするといったように、セラミックの素材や治療方法によっても費用が異なります。 保険適応外の素材の種類もさまざまで、どの素材を取り扱ってどんな治療を行えるのかは、歯科医院によって違いがあるため、事前に確認しておくことが必要です。

    2022.05.19

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    インプラントは何のために行う治療なのか?

    インプラントを入れるとメインテナンスが一生必要なのでは?という質問を多くいただきます。それは正解です。しかし言い換えると、「歯を守るためには一生メインテナンスが必要」なのです。 つまり、インプラントは、インプラントを長持ちさせるために行うのではありません。自分の歯を、そして歯肉を、そして顎関節を、そして口元を、そして顔貌をキープするために行う治療なのです。自分の残っている歯、そのプライスレスの歯や口元を守るために、また回復させるために行う治療が歯を補う治療(欠損補綴)であり、その治療方法のひとつがインプラント治療なのです。 『歯が抜けたからインプラント』は間違っている? 歯が抜けたからインプラントをして歯を回復させる、その考え方はインプラント治療の基本だと言えます。ですが、歯が抜けた原因の分析や解析、そしてその原因を改善することこそが、本来のインプラント治療の在り方だと思います。 例えば、虫歯が原因で歯が抜けた人は、虫歯予防に対して真剣に取り組まないといけません。歯周病で歯が抜けた人は、今残っている歯の歯周病治療を完璧に行って、さらに今後、残っている歯が歯周病にならないように真剣に取り組まないといけません。そのリスクを残したままインプラント治療を行っても、また同じ原因でインプラントや歯が抜けてしまいます。 歯が抜けてしまう原因は、虫歯や歯周病だけではありません。咬合(噛み合わせ)によって歯に無理な力がかかってしまうこともあります。咬合に原因のある方には、もちろん咬合の治療(咬合再構成、矯正治療)が必要となります。 インプラントは一生持つのか? この質問は、歯科治療のどの治療にとっても、とても難しい質問です。例えば、保険の銀歯で言えば、装着後2~5年で変形が始まるとも言われています。ですが変形したからといってすぐに取れる訳ではありません。変形が始まって二次う蝕のリスクが上がった時を言うのか、取れるまでを言うのか…とても難しい判断です。 また、耐久性には年齢にも左右されます。ご高齢の方へのインプラント治療と、若年者の方へのインプラント治療では、インプラントを使用する期間に差があります。例えば、インプラント治療を行うとなったとして、20年後の顔貌の変化を予測できますか?できないと思います。同様にお口の中の変化も予測できないのです。歯ぎしりや食いしばりもそうですが、日々歯を使う中で加齢変化というものが、天然歯にはどうしてもあります。歯の磨り減りや歯肉退縮など様々です。そういった変化に対してインプラントをどう馴染ませていくのかということも必要となるのです。口腔内の変化に対して上部構造(インプラントの差し歯の部分)の形を変えていく必要があります。また年齢を重ねるとどうしても起きてくる問題が歯周病です。歯周病にどう立ち向かうか、どう予防するのか、そういったところがキーポイントになります。

    2022.05.15

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    見えないからって奥歯は抜けたままにしていい?

    奥歯の役割とは? 奥歯は「臼歯」とも呼ばれ、噛む力が歯の中でも特に強いことが特徴的です。 奥歯には以下のような役割があります。 噛み締める時の負荷に耐える 食べ物をすりつぶす・咀嚼する 噛み合わせの高さを決める 発音する 奥歯を失うと噛み締める力がなくなり、硬いものを食べづらくなったり、咀嚼しにくくなったりします。噛み合わせの高さにも影響するため、抜けた奥歯を放置すると噛み合わせのバランスが崩れる原因にも。 失った奥歯の治療法には、インプラントの他にも入れ歯やブリッジなどがあります。しかし、入れ歯では奥歯の噛み締める機能を補うのは難しく、ブリッジは他の歯を削る治療なので歯の寿命を短くしてしまいます。 それに対して、インプラントはしっかり噛み締められる上、噛み合わせの高さもカバーすることが可能です。インプラントは奥歯の機能をしっかりと補う治療法です。 奥歯のインプラント治療における注意点 奥歯のインプラントは以下3点を十分理解した上で治療を受けることが大切です。 CTでの診断が必要 全身疾患があると治療のリスクがある 寿命があるので治療後もメンテナンスが必要 それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。 CTでの診断が必要 インプラント治療を行うに当たって、歯科用CTを使用した診断が必要です。 歯科用CTはお口周辺の水平・垂直・斜めの3次元から撮影し、立体的に診断できる検査装置です。インプラント治療では、顎の骨を立体的に見ることによって、治療前にインプラント体を埋め込む位置・向きなどをより細かく判断できます。 また、上の奥歯のインプラント治療を行う際、「上顎洞」と呼ばれる空洞があるため骨の高さが足りなくなる可能性が高いです。CT画像を使用して、インプラントを埋入する角度や深さを検討します。 一方、下顎の骨には下顎管と呼ばれる管があり、その中には神経や動脈・静脈が通っています。治療時に下顎管の傷つけないためにも、事前のCT撮影が大切です。 全身疾患があると治療のリスクがある 糖尿病や心疾患、骨粗しょう症をはじめとした全身疾患があると、インプラントの治療を行えない可能性があります。 インプラント治療はインプラント体を骨と結合させる治療です。手術中に合併症や偶発症を引き起こす可能性があるため、全身疾患はインプラント治療において治療リスクを伴います。 また、喫煙は骨の結合を妨げるため、インプラント治療が正しく行えないことが考えられます。 全身疾患がある方や喫煙の習慣がある方は、治療前に必ず歯科医師にご相談ください。 寿命があるので治療後もメンテナンスが必要 インプラントには寿命があるので治療後も定期的なメンテナンスが必要です。 定期的なメンテナンスを怠れば、インプラントの寿命が短くなり、再度手術が必要になることがあります。特に、インプラント周囲炎を発症して処置が遅れると、インプラントの脱落が起こりやすいです。 定期メンテナンスでは、ブラッシング指導やクリーニングを行って、インプラントやお口の中を清潔に保ちます。 また、定期的なメンテナンスだけでなく自宅でのセルフケアをしっかり行うことが大切です。 奥歯のインプラントのメリット 奥歯のインプラントのメリットは大きく次の3つ。 しっかり噛める 入れ歯のような違和感や痛みがない 噛み合わせのバランスが整う それぞれの詳細について解説していきます。 しっかり噛める インプラントは咀嚼力が天然歯に近い治療法です。 インプラントの素材となる「チタン」は、骨に埋め込むことで周囲の組織と結合する性質があります。そのため、時間が経つにつれて骨にくっついて、しっかりとかめるようになります。 入れ歯はインプラントほどしっかり噛めないので、硬いものも食べにくいです。しかし、奥歯をインプラントにすれば硬いものもあまり気にすることなく食べられるようになります。 入れ歯のような違和感や痛みがない 奥歯は前歯とは違って食事の際などに大きな力がかかるため、入れ歯が合っていないと、入れ歯が歯茎にあたって痛みを感じやすいです。 また、装着感があるので、特に入れ歯をつけはじめた頃はお口の中に違和感を覚えやすいです。 一方、インプラントは天然歯と同じように噛めるので、噛み締める際に痛みを感じることはほとんどありません。装着感もないので、自分の歯のように違和感なく過ごすことができます。 噛み合わせのバランスが整う 奥歯がなくなると、歯に加わる力が偏って噛み合わせのバランスが悪くなります。 歯の噛み合わせがずれていると、肩こりや頭痛の原因になるだけでなく、顔の輪郭が歪むなど、歯以外の部分にも不調が起こります。 人間の歯は上下の歯がしっかりと噛み合っている状態が理想です。 インプラント治療で噛み合わせを調整することで、お口以外の部分に起こる不調を避けることができます。 また、噛み合わせがしっかりすることで、発音しやすいのもインプラントのメリットです。

    2022.05.09

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    インプラント後の薬はどうしたらいい?

    インプラントの手術後は、手術による傷や腫れを癒すための定着期間に入ります。 傷も腫れも自然に治っていくものの、手術後には薬が処方されるためそれを指示どおり飲む必要があります。 薬の種類は一定ではない まず知っておいてほしいのが、インプラントの手術後に処方される薬は一定ではないということです。 と言うのも、処方される薬の種類は歯科医院ごとで異なりますし、患者さんの健康状態でも変わります。 歯科医の指示を守って正しい飲み方をし、不明な点は必ず確認するようにしてください。 あくまで一般例になりますが、処方される薬の主は痛み止めや抗生剤や消炎酵素剤です。 症状が出た時だけ飲みもの、一定感覚で飲むものなど飲み方にもそれぞれ決まりがありますし、 うっかりの飲み忘れは効果が得られなくなってしまうので注意してください。 痛み止め 薬の種類が一定ではないとは言え、何らかの形で痛み止めは処方されるでしょう。 手術直後には痛みを感じないでしょうが、これは手術時の麻酔がまだ効いているせいです。 このため、一定時間経過すると麻酔が切れて痛みを感じるようになるでしょう。 手術後に関しては麻酔がきいているうちに飲んでおくという方法もあります。 そうすれば麻酔が切れても痛み止めの効果で痛みを感じなくなるのです。 ちなみに痛み止めは痛みを感じたら飲むのが基本なので、痛みがなければ飲む必要はありません。 また、いくら痛むといっても注意書きを無視した量と頻度で飲むのは厳禁です。 抗生剤 インプラントの手術後に怖いのが細菌による感染です。細菌が傷口から侵入するというのは周知の事実ですが、本来何らかの傷を負った際には絆創膏や包帯で傷口を細菌から守ります。 しかし、インプラントの手術では口の中が傷ついてしまうため、そういった対処ができないのです。 つまり、傷口が常に細菌の前に晒される状況になってしまうのです。 このためインプラントの手術後は細菌に感染しやすく、それを防ぐ役割として処方されるのが抗生剤です。 抗生剤は指示どおりのタイミングで飲むのはもちろん、処方された分は全て飲むようにしてください。 学会のガイドラインでは通常の埋入の場合、術前に1錠飲めばいいとされています。 消炎酵素剤 消炎酵素剤は痛みを抑える効果がありますし、化膿や腫れをおさえる効果があります。 痛み止めや抗生剤と異なり消炎酵素剤は傷口の回復を促す、言わば治療の補助の役割を果たす薬です。 このため、例え痛みや腫れが気にならない状態でも指示どおりに全て飲む必要があります。 また抗生剤にも言えることですが、具体的な服用期間についてはここで明言することはできません。 なぜなら、患者さんの状態や手術の程度によって服用期間は異なってくるからです。 正確に言えば、服用期間だけでなく薬の種類も異なる場合があります。 薬が効かないと感じたら 痛み止めを飲んでも痛みがおさまらない、消炎酵素剤を飲んでも膿みが出るなど、 薬の効果を得られていないと感じた時はすぐ歯科医院に行って歯科医に相談してください。 この場合薬が合っていない、もしくは手術した周囲の組織に何らかの問題が起こっている可能性があります。 担当の歯科医に相談すればすぐにレントゲンやCTなどで検査できますが、 検査の結果次第ではインプラントを取り出さなければならないこともあります。 最もやっていけないのは我慢することで、こういった場合は必ず歯科医に相談するようにしてください。

    2022.05.03

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当院では歯を失ってしまった人に対して複数の選択肢から治療法を提案しております。1本くらいだから大丈夫と自己判断せずにまずはお気軽にお問合せください。

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