インプラント治療後の歯磨き粉を選ぶ際の3つのポイント
インプラント治療後の歯磨き粉を選ぶポイントは、
①研磨剤の粒子が粗い歯磨き粉は避ける
②フッ素入りの歯磨き粉は使用してもOK
③迷ったら、担当医または歯科衛生士に確認
の3つです。
研磨剤の粒子が粗い歯磨き粉は避ける
インプラント治療後は、研磨剤の粒子が粗い歯磨き粉は避けた方がいいと言われています。
舌で触れたときにザラザラするくらいの大きな粒子は、歯ぐきとインプラントの間に入り込み炎症を起こしてしまう可能性があるからです。
またインプラント以外の歯にも、荒い粒子の研磨剤が入った歯磨き粉は、歯の表面が削れしまいかえって汚れが付きやすくなる、歯周病で露出してしまった歯の部分にダメージを与えてしまうといったデメリットがあります。
フッ素入りの歯磨き粉は使用してもOK
インプラント治療後でも、「フッ素入りの歯磨き粉は使用してもOK」です。
チタンがフッ素に弱いといわれますが、歯磨き粉に含まれるフッ素濃度(1000~1500ppm程度)でインプラントが腐食することはないためです。
とは言っても高濃度のフッ素では、インプラントが腐食することはあります。
しかし、日本で販売されている歯磨き粉のフッ素濃度は上限が1,500ppmと決められているため、腐食の心配がないと言えるのです。
むしろフッ素自体は、
・歯質の強化
・初期虫歯を修復する
・虫歯菌の動きを抑制する
など虫歯予防に優れた効果を発揮します。
迷ったら、担当医または歯科衛生士に確認
インプラント治療後に自分に合った歯磨き粉を選ぶ際に1番簡単な方法は、歯科衛生士にどんな歯磨き粉がいいか聞くことです。
お口の状態に合わせて、
・虫歯リスクが高い人には、フッ素配合の歯磨き粉
・歯周病リスクが高い人には、抗炎症成分や殺菌成分が配合された歯磨き粉
などをおすすめしてくれます。
歯科衛生士や担当医は、あなたのお口を守るスペシャリストです。
ぜひ味方につけて、インプラントを含むお口全体の健康を維持していきましょう!